40歳から薬学博士を目指す薬剤師のブログ

へっぽこ社会人大学院生の日々の記録です。

なぜ大学院に行くのか

「なぜ大学院に行くのか?」

 

人によっていろいろな理由があると思う。

 

自分は社会人なので

薬学部を卒業してそのまま修士課程・博士課程を考えるのとは少し状況が違うかもしれない。

 

社会に出ていない博士課程の人はおそらく ”研究の面白さ” と出会って、それを深めるために進学を志すのだろうか。

 

40歳になった今、若いうちに ”研究の面白さ” と出会える機会に巡り合えたということはうらやましくも感じる。

 

僕は今まで学生の時も ”研究の面白さ” とは出会わずにその後20年弱 社会人薬剤師として働いてきた。

 

 

 

ほとんど病院で働いてきたが、薬剤師として仕事をする上で研究は必要とされていない。

 

それこそ大学病院にもいたことがあるけど、特に研究することを求められることはなかった。

 

もちろん病院でもどういう職場に行くかによって研究に対する考えは大きく違うでしょうが、基本的に「業務」として時間内にそれができる病院はほとんどない。

ほとんどの研究はすぐに経済的な利益に結びつかないから。

 

医療機関もなんだかんだいっても営利団体

ボランティアで医療は提供できない。

利益が出ないことに給料払ってる業務時間をあげることは、なかなかできないと思う。

 

 

 

とはいえ医療や医学、薬学というものはさまざまな研究の上に成り立っている。

基礎研究でも臨床研究でも。

 

誰かがやった研究の恩恵の上に成り立っているのに、その恩恵はその ”誰か” の自己犠牲の上でしか創ることができない。

 

社会に出て薬剤師としてまあまあの時間働いていてもその "誰か" を意識することはほとんどない。

 

……。

 

 

 

 

この超逆風の中、働きながら研究している人ってすげーな。。マジで。

 

ほとんどの人に注目されてないのに、

世の中のために0から1を生み出す仕事(=研究)をしてるってかっこいいなー

っていうところと、意識されていない誰かへの感謝の気持ちを込めて、

 

その誰か側の人間になってみようと思った。

 

 

薬剤師として働いていてもその誰か側になろうという人はあまりいない。

研究しようにも社会人薬剤師の中にはノウハウを持っている人もほとんどいない。

研究論文を読もうとしている人もほぼいない。

 (…自分のまわりだけかもしれないけど)

 

独学でもやってみたけど、どこかでつまづいたらつまづきっぱなしで自分の能力ではなかなか起き上がれないことに気づいたので、

そういうのが得意そうな大学院行くか!という軽い気持ちがきっかけで進学を決めました。

 

 

以上です。

はじめに

薬剤師免許をとり病院やドラッグストアで働いてはや20年弱……。

今年40歳になりました。

 

もう紛れもなくおじさんに分類される年齢になった今、博士号を目指して大学院に進学しようと思い立ったので、このブログでその道のりを記録していきたいと思います。

 

果たしてゴールまでたどり着けるのか……。

 

まあ、とにかく始めてみようと思います。