わからないを知ってもらう
講義を受けたり先生と話をしていると、毎回「わからないこと」がたくさん出てくる。
ほんと一言一言がわからないことも多々ある。
「わからない」側としては、その「わからない」がどの程度のレベルなのかが気になるときもあるが「わからない」のでその場ではわかりようもない。
あとで調べればよい場合もあるし、あまりにも「わからない」が多すぎると話が進まないのでその場で質問する時も多い。
わからなすぎると質問を言葉にするのも難しいけど。
もちろん聞いた後には自分で調べ直すことは大事。言われたことを確認する作業は前に進む上で大切な姿勢だと思っている。
まあとにかく自分のような学術初心者が先生たちと話すときに意識していることがひとつある。
それは、
「自分のわからないレベルがどのくらいか相手に知ってもらうこと」
である。
自分と比べ先生方ははるかに学術的に見識が広い。思考の解像度が一般人よりも鮮明である。2000万画素。それに対してこっちは5画素くらい。ぼんやりとしか見えてない。
相手が2000万画素で話してきても、こちらは5画素の情報しか見えていないので情報をたくさん取りこぼしてしまう。
意味不明なたとえになってしまったがそんな感じ。
もちろん先生方はピントを合わせて話してくれてると思うけど、
「こっちはそれよりもさらに見えてるものが粗いんです、レベルの低さが違うんです!」
と、いうことをしっかり思い知らせることが、まじめに学ぼうとする全学生に必要だと思う。
これは自分が教える立場になるとわかる。
何がわからないのか、何がわかったのかが、本当にわからないということがわかる。
何でもいいから質問してくれ、わからないのに頷かないでくれ。何がわからないことなのかを教えてくれーー!
そんな風に先生方も思っているに違いない。
わからないを知ってもらう。それがたぶん人から学ぶときに大事。