社会人大学院生と睡眠
人生の3分の1は睡眠で占めている、と言われている。
自分は40年生きてきたので13年くらい睡眠に費やしている。
今後、働きながら大学院での活動をするとなると睡眠時間は1日の3分の1も確保できなさそうだけど、できなくてもいいのだろうか。
どれくらい寝られればいいのだろうか。
健やかな眠りの意義 | e-ヘルスネット(厚生労働省)をみると
日本人の睡眠時間は平均7時間42分のようだ。40~50代では7時間くらいとのこと。
そして睡眠不足による休養不足は、日中の作業能率、集中力の低下や抑うつなどにつながるようである。ただどのくらい短い睡眠だと睡眠不足となるのかについては明確に述べられていない。
人それぞれと言われればそれまでだが、作業能率や集中力が低下するとなれば起きている3分の2の時間の質が下がるので、結果的に無理に起きて時間を確保するより寝た方がいい時もあるかもしれない。
学会を調べてみると日本睡眠学会がみつかり、そのホームページを見てみたが適した時間については記載がなかった。年齢差、性差、季節差(夏より冬が長い)、文化差、個人差があるようである。時間というよりまさに人それぞれ。
このブログを書きながら今まさに眠いが、そうした生理的欲求に従って睡眠をとるのが最も適した時間なのだろう。
もう少し調べてみると日本臨床睡眠医学会という団体もあった。
(…日本睡眠学会とどう違うんだろう)
そこのスタンフォード大学睡眠医学センターの河合 真先生のコラムによると
「研究によって多少の差はあるものの、成人は睡眠時間が7時間を切ればまず睡眠不足だと考えていい」とクリアカットなコメントがあった。なるほど。
これはNational Sleep Foundation(米国)が推奨する年齢別の睡眠時間を引用したもののようだ。26~64歳の成人は推奨時間が7~9時間となっている。
7時間がひとつの目安。
23時に寝て6時起き~22時に寝て5時起きという生活を目安にやってみようか。
最後についついやりがちな習慣が睡眠の質に関連してるかもという論文。
睡眠前30分の携帯電話使用を制限した方が睡眠の質がよくなり起きてる時のワーキングメモリーが増加したとのこと。
まあよくなさそうな気がしてたけど、ついついケータイでSNSをみてしまう習慣はある。
というわけで
「睡眠時間7時間」
「携帯電話は寝る前に見ない」
の2つは忙しい中でも基準として頭に置いておいた方がよさそうかな。
できるかどうかは別問題だけど基準はあったほうがいい。