40歳から薬学博士を目指す薬剤師のブログ

へっぽこ社会人大学院生の日々の記録です。

新型コロナウイルスと大学院

新型コロナウイルスの出現

2019年11月。風邪のウイルスで有名なコロナウイルスの新型が現れた。

のちに「SARS-CoV-2」とWHOが2020年2月にこのウイルスに名前をつけた。

 

 

他の国の話であまり関係ないと思っていたけど、2020年2月の某豪華客船での集団感染の事例をきっかけに日本でも身近な話となった。

 

3月には豪華客船だけではなく日常にも影響が少しずつ出てきた。

公共施設や大型テーマパークの休園などいろいろな動きがあり、外出がしにくい雰囲気になっていった。

 

そんな状況の中で博士課程は始まった。

 

入学式は中止

4月の入学式は中止。

3月末にはその連絡があった。

その頃にはそれは当然な流れになっていた。

 

不要不急の外出は控える、3密(密閉、密集、密接)を避ける、手洗い、消毒薬、マスク不足、テレワーク推奨・・・。

感染者数も日に日に増え、病院でも対策、対策、対策・・・。

 

そんな状況の中での博士課程は一応始まった。

 

 

行くべきか、自粛するべきか

社会人学生にとって仕事は行く必要があるが、時間外の大学生活はどう考えるか。

 

基本的に博士課程はスケジュールを自分と教授で話し合ってオーダーメイドで決めていく。

博士課程の内訳は授業と研究。

授業は選択した教科の担当教授に受講を希望することを伝えることが始まり。

会ったことがない教授とアポをとり、対面での挨拶やその後のメールのやりとりは中々骨が折れる(すいません)。

授業はオンラインでもよさそうだけど、まだ整備されていないしどうなるか。

 

 

研究は所属する研究室の教授の指導のもとで行う。これも当然日程調整が必須。

wet系を選んだのでやる時には大学に行く必要がある。

しかし実験のことは何から始めるのか、どう進めるのかもわからない初心者レベル。

 

 

職場の病院は感染対策についてかなり敏感になってきている。

大学はそこまでの危機感がない雰囲気・・・。環境的に仕方ないと思うけど。

 

全てが初めてで右も左も全体像もわからない中で、感染対策のこともあるので大学に行くことがいいのか悪いのかついてなかなか悩まされた。

 

行くべきか、自粛するべきか。

 

 

ついに大学が……

そんな悶々と悩む中、緊急事態宣言が全国対象に発令された。

大学としても原則学生立ち入り禁止の通達が出た。

活動も禁止。 

 

ある意味、行くかどうかで迷うよりはすっきりはしたけど、この大学再開までの期間、動けなくなることは研究にとってはマイナスになるのだろうか。

 

中には研究を途中で中断しなくてはいけない人もいるだろう。

それに比べたら自分はラッキーな方かもしれない。

 

とりあえず研究テーマ関連の文献は読むことが、大学に行かなくてもできる事だろうか。

 

できることをやるしかない。

 

社会人大学院生と睡眠

人生の3分の1は睡眠で占めている、と言われている。

自分は40年生きてきたので13年くらい睡眠に費やしている。

 

今後、働きながら大学院での活動をするとなると睡眠時間は1日の3分の1も確保できなさそうだけど、できなくてもいいのだろうか。

どれくらい寝られればいいのだろうか。

 

健やかな眠りの意義 | e-ヘルスネット(厚生労働省)をみると

日本人の睡眠時間は平均7時間42分のようだ。40~50代では7時間くらいとのこと。

そして睡眠不足による休養不足は、日中の作業能率、集中力の低下や抑うつなどにつながるようである。ただどのくらい短い睡眠だと睡眠不足となるのかについては明確に述べられていない。

 

人それぞれと言われればそれまでだが、作業能率や集中力が低下するとなれば起きている3分の2の時間の質が下がるので、結果的に無理に起きて時間を確保するより寝た方がいい時もあるかもしれない。

 

学会を調べてみると日本睡眠学会がみつかり、そのホームページを見てみたが適した時間については記載がなかった。年齢差、性差、季節差(夏より冬が長い)、文化差、個人差があるようである。時間というよりまさに人それぞれ。

 

このブログを書きながら今まさに眠いが、そうした生理的欲求に従って睡眠をとるのが最も適した時間なのだろう。

 

もう少し調べてみると日本臨床睡眠医学会という団体もあった。

(…日本睡眠学会とどう違うんだろう)

 

そこのスタンフォード大学睡眠医学センターの河合 真先生のコラムによると

「研究によって多少の差はあるものの、成人は睡眠時間が7時間を切ればまず睡眠不足だと考えていい」とクリアカットなコメントがあった。なるほど。

これはNational Sleep Foundation(米国)が推奨する年齢別の睡眠時間を引用したもののようだ。26~64歳の成人は推奨時間が7~9時間となっている。

 

7時間がひとつの目安。

23時に寝て6時起き~22時に寝て5時起きという生活を目安にやってみようか。

 

 

最後についついやりがちな習慣が睡眠の質に関連してるかもという論文。

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov

 

睡眠前30分の携帯電話使用を制限した方が睡眠の質がよくなり起きてる時のワーキングメモリーが増加したとのこと。

 

まあよくなさそうな気がしてたけど、ついついケータイでSNSをみてしまう習慣はある。

 

 

 

というわけで

 

 

「睡眠時間7時間」

 

「携帯電話は寝る前に見ない」

  

 

の2つは忙しい中でも基準として頭に置いておいた方がよさそうかな。

 

できるかどうかは別問題だけど基準はあったほうがいい。

 

社会人大学院生とお酒

お酒と時間と私

お酒が好きである。

毎日アルコール度数9%のお酒をだいたい350~500mL飲んでしまう。

仕事終わりの解放感からついつい缶を開けてしまう。

開けずにはいられない。  ………いや、大丈夫か(-_-;)

 

「大丈夫か」と思うのはなんとなく「お酒=悪いこと」と感じているからだろう。

 

どう悪いのか。

 

 

そこで改めてお酒について考えてみたいと思う。

 

まず「コスト」について。

自分の飲酒コストは1日約150円くらいだろうか。

 

そしてお酒を飲むと眠くなる。

寝つく時間は飲まない時に比べて1時間くらい短くなる。

 

1か月にすると…

経済的コスト= 150円×30日 =4500円

時間コスト= 1時間×30日 =30時間

 

1年にすると…

経済的コスト =4500円×12か月 =54000円

時間コスト =30時間×12か月 =360時間 =15日

 

お酒飲むと楽しい気分にはなるけど

 

年間に5万円2週間なくしている。

 お酒による損失……。

 

時間の損失は「仕事+大学院生活」を送る身としては真剣に考えないといけない。

 

 

 

お酒は体によくない?

あとは健康。

 

40歳ということもあり最近 健康の大事さを考えることが多くなった。

仕事をすること、子供と遊ぶこと、その他なんでもほとんどのことが「健康」の上に成り立っている。「健康第一」という言葉が身に染みてくる40歳。

 

健康という線の上で最悪の転帰は「死亡」ということになる。

また、自分で思うように動けない「要介護」のような状態も家族がいる者の転帰としては避けたいところ。

「死亡」や「要介護」は遠い世界のような気がしていたが40歳ともなると近づいてきたなという感じもする。どうにかしてその時が来るのをを先に伸ばしたい。

 

そう考えたときにお酒はどうだろうか。

 

e-ヘルスネットというサイトで飲酒と健康についてのページでは

www.e-healthnet.mhlw.go.jp

「既存の疫学研究から、飲酒量と健康リスクとの関係は様々なパターンをとることが示唆されています。高血圧や脳出血は正比例関係を示すといわれていますが、非飲酒者に比べて少量飲酒者のリスクがむしろ低く、飲酒量が増えればリスクが高くなるというJカーブパターンをとるものもあります。総死亡数・虚血性心疾患・脳梗塞2型糖尿病などでこのような関係が認められており、飲酒の健康面での利点とされています。」

 

と、されている。

全く飲まないよりちょっとは飲んだ方がいいんじゃない?という結果。でもやはり飲みすぎは健康によくない。

死亡はもとより、虚血性心疾患、脳梗塞あたりは疾患イベントとしては余生に大きな影響を与える疾患なので避けたいところ……。なるほど。

 

 

また、2018年には健康上のリスクを最小限にするのは「週に飲酒量0gのグループだった」という論文がLancetに掲載された。

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov

 

……やはり健康にお酒はよくなさそう。

 

健康の損失は家族との時間、仕事、大学院生活、どれにとっても第一に避けなければいけない。

今まで以上にリスクマネジメントは必要かー。

 

お酒と時間と健康。考えるとお酒はやめた方がよさそう……。 寂しいけど。

 

 

 

英論文初心者の英語勉強

入試が終わった後

 入学試験も無事終わり、合格通知は届いた。

 

 

 

とりあえず一段落。

 

ここから入学まで半年くらいある。

 

 

大学院生活はどんなものになるのかまだよくわからないが

 とにかく英語を読む必要はあるだろう。

 

最先端の情報は英語で発信されている。

おそらくどの分野でも。医療分野でも例外ではない。

 

まず英語で発信されるので、一次情報は英語のものが当然多い。

 

日本語は世界的にはマイナー言語なので情報収集のときにやはり不足が出てしまう。

 

情報量: 英語 >>> 日本語   である。

 

英語という壁は避けては通れない。

 

 

とはいえ現在はテクノロジーの進歩によって翻訳ツールも精度が上がっている。

代表的な無料ツールはやはりGoogle翻訳

実際、英語論文を読むときにかなりお世話になっている。

 

こうしたテクノロジーは確実に年々進歩しているので、今後も英語の壁は低くなっていくだろう。

 

今のところGoogle翻訳に頼りっきりレベル。それだと困るのが「読むスピード問題」。

 

今後、「いかに時間を確保するか?」というテーマと戦わなければならないので

時間を短縮できるものはできるようになっておきたい。

 

というわけで英語を勉強してみよう。

 

 

どうやって勉強するか?

普段使う翻訳ツールはGoogle 翻訳ライフサイエンス辞書

 

Google翻訳は文章を読むときに使っている。

スマホでも簡単に使えるのでよく利用している。

 

ライフサイエンス辞書は単語を調べるときに使っている。

「多数の学術テキストを計量的に解析したデータを基に作成している生命科学領域の電子辞書」のようだ。

 

主にこの2つで論文を読んだり勉強している。

 

自分のレベルで英論文を読むと、わからない単語が一つでもあると意味が分からなくなるので少しずつわからない単語を少なくするために英単語を勉強をすることにした。

 

どの英単語を覚えるかは、興味のある領域の論文に使われているものの中でわからないものを調べるという方法をとった。

 

①毎日、論文のアブストラクト1つ以上を読む  

②その中で分からない単語を3つ以上調べる

 という手順である。

 

 

論文のピックアップはEvidenceAlerts を利用している。
www.evidencealerts.com

 

EvidenceAlertsは 自分の興味のある領域を選ぶと

その領域の注目論文をピックアップして定期的にメールしてくれるDynamedが運営している サービスである。

 

英語のサイトなのでちょっとハードルが高かったけど

Google先生を使えばほとんど苦にならない。

 

このブログがものすごく参考になった。

kuroyaku.tokyo

 

 

これで読む論文は、ほぼ毎日自動でメールされてくる。

 

それで論文を読んでわからない単語は調べるけど、もうなかなか覚えられない。

 

そこで単語帳代わりに無料アプリのreminDOを使っている。

remindo.co

 

これはエビングハウスの忘却曲線に基づいて忘れそうなタイミングで登録した項目(英単語など)を通知してくれるリマインダーアプリである。

iphone版とweb版がありAndroid版はない。

 

わからなかった単語を毎日3つ登録することにしている。

これを日々繰り返すと復習もシステマティックにできて覚えられそうである。

 

 

 

EvidenceAlerts、reminDOなどを使ったこの方法だと15~20分くらいで論文のアブストラクトを読んで単語の勉強もできる。

 

短時間でも毎日やることに意味がある。

昔はできなかったけど、今は隙間時間しかないのでコツコツやっていくしかない。

 

頑張ってみよう。

 

 

追加)

2020年3月よりDeepL翻訳が日本語にも対応となった。

これ使ってみたけどすごすぎる。google翻訳よりも日本語が自然。

言語の壁がまたひとつ小さくなった、という感じ。

 

入学試験を受けてきた

入学願書書類のあれこれをクリアして数日後には受験票が届いた。

受験票をもらったのは何年振りか。

いよいよ試験かという感じ。

 

試験は平日なので有給休暇をとって受験。

最近の働き方改革の影響で有休は比較的取りやすい雰囲気の職場となった。

ありがたや。

 

試験当日。秋晴れでまだ暑い日だった。

普段着ないけどスーツで半袖ワイシャツで会場へ向かう。

 

試験の内容は小論文と面接のようだ。

 

小論文も何年振りだろうか。

 

最近、文章を書くことはあまりない。800字程度の学会発表の要旨くらいである。

 

どんな内容について書くのだろうか。

イメージとしてはお題があってその内容について自分の考えを書くというものだった。

 

会場に着いて待っていると試験官らしき人が来て

簡単な説明の後、試験用紙を裏にして配っていく。

 

「では、始めてください。」

 

ということで試験用紙をめくってみると・・・。

 

 

 

 

英語論文……(*_*;

 

苦手な英語。まあそりゃそうか…。

 

博士課程行こうとするやつが英語が苦手というのはどうかと思うが、そうなのだから仕方がない。

 

ここまで人生40年、多少の英論文は読んだことあるけど真剣に英語の勉強はしていなかった。読んだことあると言ってもいつもgoogle先生頼み。

…まずい。

 

そりゃ、これから研究する身としては英論文読解は必須だよね、そうだよね…と思いながらとりあえず試験問題をよく読んでみる。

 

論文のアブストラクトを読んでその内容について各設問に解答する形式だった。

幸いにも設問も解答も日本語。

 

英語力についてはもうどうすることもできないので決められた時間内で自分のできることをやるしかない。

まあ落とす試験ではないだろう。

 

読んでみると、ところどころわかる単語があるのでなんとなく雰囲気はわかった。

設問も研究のPECOや結果など基本的なことを聞いてくる内容。

 

40年培ってきた脳を総動員させて、当たらずとも遠からずレベルの解答にはなんとか辿り着けた(・・・と思う(-_-;)、たぶん・・・)

 

英文はひとつでも単語がわからないと設問の答えにならないものもあるので、そういうのは想像で書くしかなかったけど。

特に病名とか体の部位の単語は知らないと全然わかりませんね。

 

なんとか試験は終わったものの英語は勉強しなきゃな…

 

 

そのあとの面接でも教授に「君は英語が苦手だね」とダメ押し。

 

暑さもあり汗がたくさん出た1日だった。。。

 

 

さぁ!勉強するよ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まずは入試出願手続き 

どこの大学院に行くか決まったら、まず最初にすることは出願手続き。

 

 

まあまあな年齢なのでいろいろ書類づくりを経験してきたけど、

 

 

どれもだいたい面倒くさい (-_-;)

 

この作業に意味があるのか、という気持ちは胸にしまい

 書類を要項に沿って粛々とつくる作業。今まで何回もしてきた。

 

 

 大学院の入学願書という書類づくりもまた例外ではない。

 

 

書類としては「願書」「卒業証明書・成績証明書」「実務経験証明」「卒業研究の要旨」など。あとサイズ指定の写真を2枚。

 

「願書」は志望動機や履歴書的な内容を書くとのこと。

 …手書きで。

 

「卒業証明書・成績証明書」には「厳封したもの」とのこと。

厳封ってなんだ?というところからGoogle先生に確認し、卒業した大学に依頼状を郵送。

https://biz.trans-suite.jp/11746

biz.trans-suite.jp

 

約20年前にいた学生の成績も保存しておいてくれてるとは知らなかった。

家に届いたのは約1週間後。

 

 

「実務経験証明」は勤務先の事務さんに依頼、数日後に受け取った。

 

 

平日の昼間しかやっていない郵便局へ行って郵送、現物の写真、手書き。。。

 

どれも地味に時間と手間がかかる。

 

インターネットの普及、デジタル化、AIなど便利な世の中になってきたけど、こういう書類手続き関係はなかなか簡略化されないなーと改めて思いながらも大人なので書類は完成させた。

 

一番大変だったのが「卒業研究の要旨」。

 

卒業研究の要旨……(卒業研究自体ほとんど覚えてない)。

 

 

まずデータが残っているのか?

20年くらい前なので媒体がフロッピーディスク(!)。

あっても中のデータは無事なのか?

www.guardian-r.com

フロッピーの寿命2~10年!? マジか。

 

なければ紙が残ってる?

紙だと残ってても要旨書くのが大変(*_*;

 

卒業してから引っ越し数回してるけど1回も見た記憶がない……。

 

と思ってたけど、フロッピーはすぐに見つかった。

よかった、と思ったのも束の間。

 

いや!!フロッピー再生できる機器ないやん!

 

 

 

……いまどきフロッピー入れられるPCはそうそうない。

 

 

データが残ってるかどうかもわからないフロッピーのために外付けドライブ買うのもなーと思っていたら、

 

まさかの妻が持っていました。

 

物持ちがいい。

 

 

さっそく試してみると…

 

 

 

 

 

 

 

データ生きてた!!

 

 

そんなに改行することでもないが、何はともあれよかった。

 

「18年経ってもフロッピーディスクのデータが残っていた一症例」

としてここに記録しておこう。

 

保存状況にもよるのだろうか。あとで考察。

 

 

その後、今読んでみると全然意味がわからないA4用紙10枚の論文を

1枚にまとめるという苦行を乗り越えて書類全完成。

 

銀行窓口で受験料を収めた領収書を添付するという働いてるのに平日昼間にしかできない業務を終えて書類を大学へ郵送。

 

出願手続きがやっと終了。

なんだかんだトータル1ヶ月はかかったなぁ。

 

書類作成はゆとりをもってやりましょう。

 

 

大学院、どこ行く?

どこの大学院に行くかは

 

家庭を持った今、あまり選択肢がないんですよね。

選択肢の数は自分で決めることだけど

 

今、自分には家族がいて子どももいる。

 

自分が親になった今、その選択肢にあまり無理はできない。

 

一番の問題は当然  ”時間” です。

 

”時間” はこの世に生まれると、ある程度 全員平等に与えられているけど、

その感じ方、使い方はひとそれぞれ。

 

そして、時間は自分だけのものではない。

 

生活しているといろんな場面で他人の時間に影響を与えてしまう。

自分の時間を使いながら他人の時間を巻き込まないとなかなか生活はできないですよね。 

 

自分の時間をどう使うかは自由だけど他人の時間を使うことに対しては

繊細にならないと。

 

とはいえ他人の時間を全く使わずに生きていくことはできない。

誰でも生まれてからしばらくは親などの時間の大半を使って生きている。

 

自分で働くようになった今も当然時間のやりとりをしながら生きている。

 

働いてお金をもらう仕事は、自分の時間を会社にあげてその対価としてお金をもらっている状況。

 

誰かと話をしていることも、自分で料理をしてご飯を作ることも、車で移動することも、ありとあらゆることに時間は必要。

 

それを「もらっている」と感じるか、「あげている」と感じるかで状況によってはお金のやりとりも必要になる。

 

 

自分が大学院に行くということは、周囲の人の時間も使わなければならない。

 

一番大きなのは子どもたちとの時間。

 

子どもとの時間は自分が担っていた部分を家族に代わりに使ってもらわなければ

大学院に行く時間は作れない。

ここは努力ではどうにもならない。

 

せめて大学院に行くときに必要になる通学の時間は、できるだけ最小限にしないと。

 

幸い職場から30分以内のところに薬学部のある大学院があるので、

自分が決めた選択肢はそこだけ。

有名な教授がいるとかどうとかは特に考えなかった。

 

医療系大学は都市部以外は都道府県に1つあるかないかなので

幸運ではあったのかな。

 

県外だとさすがに行くと決められなかったと思う。

 

 

進学することを家族が承諾してくれて本当にありがたい。

”時間” をもらったことに感謝していきたいと思う。

 

家族の時間も使っての大学院進学。しっかり頑張っていきます!